太田油脂株式会社は、愛知県岡崎市で明治時代から油づくりに取り組んでいる会社です。コーンやなたねなどポピュラーな油の他、えごまや椿など特徴のある種子を、溶剤を使わない「圧搾製法」で搾るなど、こだわりと美味しさを追求しております。

また当社は、約30年前に日本で初めて「えごま油」を食用として商品化した油脂製造メーカーでもあり、これらの経験を活かしたお客様への「食生活への貢献」を目指し、2007年より家庭用商品marutaを発売致しました。なかでも、MSシリーズ(ザ・マルタセレクション)は、アレルギーや添加物など食生活に気を配っている方に配慮したシリーズです。

MSシリーズは、アレルギーを抱える方のお役に少しでも立ちたいという想いから生まれました。安心(信用できる表示)安全(信頼できる情報)をコンセプトに、製造時のコントロール(使用原材料のトレース・製造工程のチェック)はもちろん、製造ロット毎の検査(イムノクロマト法による特定原材料7品目のチェック)をすることにより、より精度の高い商品づくりを目指しています。

MS基準

パッケージのこのマークが目印です
MS基準

お客様に安全・安心な商品をお届けするための約束ごと

  1. 原材料に卵・乳不使用
  2. 香料・着色料不使用。
  3. 原材料の産地は国産主体。
  4. 砂糖はてんさい糖を使用
  5. 使用原材料の由来原料、キャリーオーバー、加工助剤を確認。
  6. 製造ロット毎にアレルゲン検査を実施。
  7. コンタミネーションを工程毎に確認

パッケージ表示について

製品に使用しているアレルギー物質(対象28品目+米、じゃがいもを加えた30品目)は全て表示しています。

アレルギー物質のうち表示義務のある7品目は、表面に使用の有無をイラスト表示しています。

食物アレルギーについてはこちら
パッケージ表示

製造管理について

  • 当日1番最初の製造厳守。
  • ライン、器具の洗浄の確認を行ってから本生産に入ります。
  • 製品毎の工程管理表に基づいて、工程毎にチェックし、コンタミネーションがないよう注意しています。

製造後の品質管理について

同じ製造工程で特定原材料7品目の使用がある場合、製造ロット毎に自社の検査室で食品アレルゲン検査キット(イムノクロマト法)を用いた品質のチェックを行い、製品に特定原材料7品目のコンタミネーションがないかを確認しています。
この自主検査によりMS商品の精度の向上・信頼性の向上を目指しています。

コンタミネーション(意図せぬ混入)への対応

〈コンタミネーション(意図せぬ混入)とは?〉
食品を製造する際に、原材料としては使っていないが、アレルゲンとなりうる特定原材料などが意図せず混入することを指します。

  • MS商品と同じ製造工程で扱っている他の商品のアレルギー物質(アレルギー表示対象28品目に米・じゃがいもを加えた30品目)情報を確認しています。
  • 製造日前日にきれいに清掃し、次の日の一番最初に製造しています。
  • 特定原材料7品目(卵・乳・小麦・そば・落花生・えび・かに)のうち、MS商品と同じ製造工程で使用されているものにつきまして製造ロットごとに抜き取り検査を行っています。
    詳細は「マルタのおやつコンタミネーション一覧」をご覧ください。

放射能への対応

  • 原材料の産地を確認しています。
  • 放射性ヨウ素131、放射性セシウム134、放射性セシウム137につきまして、ゲルマニウム半導体検出器を用いた放射性物質検査を行っております。
    詳細は「マルタのおやつ放射性物質検査結果一覧」をご覧ください。

最後に、アレルギーは、人によって多種多様な反応をおこします。その対応策も様々です。とりまく環境が変化し、ますます難しくなる状況の中で大切な事はなにか?繰り返し問い続けることが重要だと考えています。
太田油脂株式会社は、これからも食物アレルギーにとどまらず、食品全体として「理解度の深い商品づくり」が大切だと考えています。